大人でも苦手は人はいる「ピーマン」。お子様がなかなか食べてくれなくて悩んでいませんか?
そもそもピーマンって食べさせなくちゃいけないものなのでしょうか?
そこで今回は気になるピーマンの栄養についてと、お子様にも美味しく食べてもらう方法をご紹介します!
ピーマンは栄養がたくさんある
ピーマンは、ビタミンAとCが豊富に含まれていることで栄養価が非常に高い野菜です。ビタミンAはトマトと同等、ビタミンCはなんとレモンの2倍近い含有量にもなります。
その他ビタミンは、B1、B2、D、Pを含み、鉄やカルシウムなどのミネラルも豊富含まれている万能な野菜です。
またピーマンには夏バテを防ぐ効果があり、疲労回復に効果を発揮するため夏かぜの予防にもなると言われています。これはピーマンに含まれるビタミンAやCが、細胞の働きを活性化してくれるからです。
「良薬口に苦し」とは言いますが、ピーマンがここまで身体に良い野菜だったとは…と思いませんでしたか?
大切なお子様のため、そこまで身体に良いなら親としてはぜひ食べてもらいたいところですよね。
「苦くて食べられないよ…」ピーマンが苦い理由とは?
栄養があるとは言えピーマンが苦手なお子様に食べてもらうのは一苦労ですよね。
子供がピーマンを嫌う理由は独特の「苦味」からくるものが大半を占めるのではないでしょうか。
ピーマンを苦く感じるのは以下の成分が原因とされています。
- アルカロイドという動物にとって毒になる成分(人間が食べても害はありません)
- クエルシトリンというポリフェノールの一種とピーマン特有の香り成分のピラジンが加わった際に出る成分
ピーマンはこの2つの成分によって「苦味」を発揮しているのです。
「苦味」を無くしてピーマンをたくさん食べてもらおう!
調理方法で工夫する
1加熱して苦味成分を飛ばす
苦味成分のクエルシトリンは油に溶ける性質があります。油を使った調理方法によって苦味を抑えましょう。また油で妙めるとスタミナ源もたっぷりとれるので非常に効果的です。
2すりつぶす、ミンチにするなど…とにかく目立たせないようにする
ピーマンに苦手意識を持った子供はどんなに工夫してテーブルに並べても食べてくれようとはしません。
それならいっその事見えないようにして食べさせちゃうのも方法の1つです。
フードプロセッサーで細かく切ったピーマンをハンバーグの種にいれて焼くと、苦手意識の強い子供も気が付かないで食べてくれるケースもあります。
3ピーマンの切り方で苦味を抑える
ピーマンの苦み成分は細胞の中にあるため、細胞壁を壊すと苦みが流れ出てきます。
つまり細胞壁をなるべく壊さないように調理すると、苦味を抑えることが出来ます。
細胞壁を壊さないようにするにはピーマンは繊維が縦にあるので繊維に沿って切ると細胞壁を壊す割合を減らすことができます。反対に、ピーマンの繊維を断ち切ってしまうと苦味が多く出てきてしまいます。
ピーマンは横に切らない方がお子様には良いでしょう。
フルーツピーマンやこどもピーマンなど、甘みの強い品種のものを選ぶ
フルーツピーマンは苦味を抑え、甘みはトマトに匹敵すると言われています。
ピーマン特有の苦味や青臭さが無く、ピーマン嫌いの方でも食べやすい品種です。
こどもピーマンは全糖量が高く甘い糖の中でも甘味度の高いフラクトースの割合が高く、従来品種よりも甘味があります。
また苦味に関与するポリフェノールの含量は従来品種の約10分の1と苦味を感じにくい品種になります。
美味しそうに食べる親の姿を見せることも大切
なんだかんだこれが一番お子様にとって大切なエッセンスになるのではないかと思います。
もちろん親が美味しそうに食べているからと言って、突然苦手な苦いピーマンを喜んでパクパク食べてくれる!
…とは思いませんが、少しの工夫とお父さんお母さんも美味しそうに食べている姿が揃って初めてお子様の「食べてみよう」が刺激されるのではないかと思います。
お子様とお父さんお母さんが一緒にピーマンを使った料理をして「食べてみたい」という気持ちを刺激してみるのも良いかもしれませんね。
ピーマンは栄養がいっぱい!家族みんなで美味しく食べよう!
今回はピーマンの栄養についてと、お子様にも美味しく食べてもらう方法を3つご紹介しました!
筆者もピーマンを使った手料理は肉詰めと青椒肉絲くらいしかありませんでしたが、これだけ栄養価の高い野菜ならもっともっと家族のためにピーマンを使った料理を作ってあげたいと思いました!
この記事を読んで下さったみなさまもピーマンを有効活用して家族みんなで美味しく食べてくださいね!
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