みなさん、こんにちは。
1996年、アメリカのコロラド州のロッキー山脈に囲まれた田舎町ボルダーで起きた当時わずか6歳の少女が殺害された事件をご存知でしょうか?
被害者の名前はジョンベネ・ラムジーちゃん。3歳のころから美少女コンテストでいくつも賞を受賞した経験のある笑顔の素敵な幼い女の子でした。
この事件は未解決事件としてアメリカのみならず世界的に注目され、事件から26年経った現在でも犯人に関する様々な仮説が立てられていました。
今回はそんな殺人事件の新たな情報とその真相を紹介していきます!
ジョンベネちゃん殺害事件とは
事件発覚までの経緯
1996年12月26日、アメリカのコロラド州のロッキー山脈に囲まれたボルダーという静かな田舎町で事件は起きました。
ジョンベネちゃんは事件の前日友だちの家でクリスマスを過ごしていました。楽しくて疲れてしまったジョンベネちゃんは寝てしまい、父に抱かれ部屋のベッドに運ばれました。
翌日、母パトリシアは早朝5時に自宅の階段に3枚の脅迫状があるのを発見、そこにはジョンベネちゃん誘拐と身代金を要求する文言が書かれていました。
『娘を預かった。誰にも知らせるな。警察に知らせたら99%娘の命はない。11万8000ドルを用意しろ。』
母パトリシアはすぐに警察に通報するものの、午後になってもジョンベネちゃんの姿はありませんでした。
警察は念の為家の中も細かく探すように指示、すると地下室に見覚えのない毛布に包まれた何かを発見。
それはジョンベネちゃんの変わり果てた姿でした。頭部には2度殴打された跡、クビにはナイロンの紐が巻かれ体にはスタンガンの跡も見つかりました。
そして口はガムテープで覆われ手のひらにはハートマークが書かれていたそうです。
ジョンベネちゃんの検死結果
検死解剖では性的暴行を受けていたことも判明。
ジョンベネちゃんの爪からは本人以外の皮膚が検出、遺体からは数人の体液と指紋も出てきました。
しかしジョンベネちゃんの遺体には家族や両親の友人などの複数人がジョンベネちゃんに触れていた為、当時の技術では犯人を特定するまでには至りませんでした。
またジョンベネちゃんの胃の中からパイナップルが見つかりました。
【新たな容疑者】疑わしいのは向かいに住む7人の人物
この事件は家族、殺人を自供した小児性愛者が容疑者に上がっているのは非常に有名な話です。
しかも家族が容疑に掛けられたのは事件当初からでした。
ただしいずれも現場から出てきた犯人と思われるDNAや脅迫状の筆跡鑑定と一致しない点からジョンベネちゃん殺害を決定づけることは出来ず、今日まで犯人の特定に至りませんでした。
ところが2022年の12月、8年前からジョンベネちゃん殺人事件を秘密裏に捜査していた私立調査員のロスコー・クラーク氏が新たな可能性を見つけ出したのです!
それがこちら▽▽▽▽
クラーク氏は、事件には、ラムジー家の向かいに住んでいた7人の人物が関与していると考えている。ドラッグを売っていたというバーンヒルの息子、その息子の2人の子供たち(つまり、バーンヒルの男孫と女孫)、女孫の元夫、地下室に住んでいたメイヤー、他2人の7人だ。
容疑者グレン・メイヤー
身代金11万8,000ドルの違和感
新たなにグレン・メイヤーという高齢の男性が容疑にあがった最初の理由は、身代金11万8,000ドルでした。
この身代金、当時ジョンベネちゃんの父ジョンのボーナス金額と同じということで父ジョンの犯人説が浮上したのですが、なんと実際にはその金額は同じでないことが分かりました。少額の差ですが全く同じ金額という訳ではなかったんです。
そして別の人物が11万8,000ドルのピッタリのボーナスをもらっていました。それがグレン・メイヤー氏だったのです!
「事件直後、ラムジー家の向かいに住んでいたジョー・バーンヒルの家の地下室に住んでいた高齢の男が事件の数年前に政府から借り受けていたローンがちょうど11万8000ドルだったのです。また、事件後、ジョーの息子が借り受けている家屋改善のためのローンも、同じ11万8000ドルでした」
グレン・メイヤー氏は事件当時64歳。
金遣いが荒く、元妻たちから愛想を尽かされ4度も離婚を重ねており政府からなんと11万8,000ドル借りていたんです!
これはただの偶然とは思えないですよね…。
私立調査員のクラーク氏もこの偶然はありえないとして更に捜査を進めました。
壁一面にジョンベネちゃん殺人事件の記事
グレン・メイヤー氏の4番目の妻の話によると、メイヤーのジョンベネちゃんに対する興味は常軌を逸していたそうです!
「メイヤーは、事件後、インディアナ州に戻り、小さなアパートに住んでいたのですが、誰も、部屋の中に入れることはなかったそうです。なぜなら壁は、床から天井まで、何十ものジョンベネ事件に関する記事で飾られており、まるでジョンベネを祀る神殿のようだったからです。」
もはやグレン・メイヤー氏とジョンベネちゃんは何かしらの関係があるという状況になってきましたね。
残り6人の容疑者はジョー・バーンヒルとその子供、そして孫たち
容疑者グレン・メイヤーが住む家の家主ジョー・バーンヒルも今回の事件の容疑者になるとクラーク氏は言います。
彼とその子供、孫までもがこの事件に関与しているというのです。それは一体どうしてなんでしょうか?
ジョンベネちゃんの胃から出てきたパイナップル
事件の捜査が進む中で出てきたこのパイナップルの情報ですが、これは発見当時ラムジー家のキッチンにあった缶詰のパイナップルだとされていました。
しかし実際の検視官の報告書ではそのパイナップルにグリーンのラインが入っていることが分かりました。
グリーンのラインとは新鮮なパイナップルに入るもので、缶詰のパイナップルを食べたのであればこのラインは見つからないハズなんです!
ではジョンベネちゃんは一体どこのパイナップルを食べたのでしょうか?
クラーク氏の出した結論はラムジー家の3軒先で行われていたドラッグ・パーティのパイナップルフルーツケーキでした。
その会場には当時20代前半だったバーンヒル孫2人と女孫の元夫の3人が参加していたといいます。
彼らもまたジョンベネちゃん殺人事件に深く関わる人物だとしています。
ちなみに、クラーク氏が重要参考人だと考える3人のうち孫の1人は、クラーク氏が調査状況を報告したタブロイド誌『ナショナル・エンクワイアラー』にメイヤーの写真と記事が掲載された直後、自殺してしまいました。
罪が明るみになるのを恐れた真犯人が自殺という選択をした、ということなのでしょうか…。
遺体の包み方
ジョンベネちゃんはラムジー家の地下室で布に包まれて亡くなっているのが見つかりました。
その時の遺体の包み方はアメリカの先住民が行う包み方と同じでした。“パプース”と呼ばれるそうです。
そしてジョーの孫の元夫の両親は保育施設を経営しており、その施設で行われている包み方と全く同じでした。
ジョンベネちゃんの下着から出たDNA
ジョンベネちゃんの下着からは3つの異なるDNAが見つかっていました。
そしてDNA鑑定の結果はとんでもない内容でした。
ジョンベネの下着から見つかったDNAが、ジョーのDNAか、彼の親族のDNAである可能性は排除できない
なんだその中途半端な言い方は…。という気持ちはぐっとこらえてください。
これは言い逃れ出来ない決定的な証拠になりえるはずですよね!
動かない警察の闇
ここまで証拠がそろっているなら犯人は捕まったんじゃないの?そう思った方も多いと思います。
これらの確固たる証拠を持ってクラーク氏はボルダー警察に向かうのですが、なんとDNA検査の結果を受け入れないとして門前払いされてしまったそうです!
「実は、ボールダーはメキシコ系のドラッグ・カルテルのハブだと言われています。ボールダー警察もドラッグ・カルテルに関与していると思います。実際、ジョンベネ殺害の捜査に関わった警官はドラッグ犯罪担当だったのです。
(中略)
彼らを調べたら、自分たちが(ドラッグ)パーティーを摘発せずにプロテクトしていたことがバレてしまいますからね。そして、嫌疑の目がラムジー家の人々に向くようにしたのです。私はそう考えています」
この理由についてクラーク氏の見解はなんとボルダー警察が事件の操作内容を隠蔽していたということでした。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は26年にも渡り未解決事件とされてきジョンベネちゃん殺人事件の新たな真相について紹介しました!
本当にボルダー警察の捜査によってこの事件は未解決事件になってしまっていたのでしょうか?
ジョンベネちゃんの父ジョンは実際にボルダー警察に不審感を持っているようで、既にコロラド州知事に「ボルダー警察が所持している犯行現場で採取されたDNAや証拠を外部の調査機関に引き渡すよう圧力をかけてほしい」と手紙で訴えているそうです。
そこまでしているという事は、あながち的外れな見解ではないのかもしれませんね。
長きに渡る未解決事件の結末が、そんなところで足止めを食っていたのだとしたら、モヤモヤを通り越して怒りすら覚えますね。
最後までご覧いただきありがとうございました!

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