みなさん、こんにちは。
4月15日に和歌山市雑賀崎の漁港の特設会場で、岸田首相の演説の直前に発煙筒のような物体が聴衆の中から投げ込まれ、あわや大惨事になる事件が発生、犯人はその場で現行犯逮捕されました。
今回は木村隆二容疑者の罪について書いていこうと思います。

威力業務妨害ではなく殺人未遂が妥当?
報道では今回の木村隆二氏の逮捕理由について”威力業務妨害の疑い”としています。
これに対し、SNSでは木村隆二容疑者の罪について異論が飛び交っています。
木村隆二、親が良い私選弁護士付けてくれるとでも思ってんのかなぁ?
国選で十分。俺がアイツの親なら絶対に私選弁護士など付けない。
あんだけガチガチの現行犯で逮捕されて、弁護士も弁護するところ無くないか?
爆弾の鑑定が終われば、威力業務妨害から殺人未遂に罪名変更だな。— The Wolf (@KDNOUGQ) April 16, 2023
本来であれば、殺す気でやっている訳ですから殺人未遂です。#威力業務妨害 というのは一歩二歩甘くなってますね。#岸田文雄 #テロ事件 #木村隆二 #和歌山県 #爆発音 #逮捕 #NHK
— 復活のR(国民民主党🐰) (@R42089742) April 16, 2023
威力業務妨害と殺人未遂の違い
威力を用いて、他人の業務を妨害するなどの行為
相手を殺害する意思をもって殺害行為に及んだものの被害者が死亡しなかったケース
これだけを見ると、いずれの内容も今回の木村隆二容疑者の行動は一致するようにも見えます。
ここで重要になるであろう点は、「殺意はあったのか。」だと思われます。罪の内容がはっきりすると考えられますね。
木村隆二容疑者に殺意はあったのか?
殺意に関する本人のコメントはまだ公開されていません。
現時点では黙秘との情報のみ分かっています。
今回岸田首相に向かって投げられた爆破物は、白い煙が出たものの不発という形でした。
よって現段階で爆破に使われたものに殺傷能力があったのか、という点においては怪我人が出たという事実のみ分かっています。
また専門家が今回の爆破物についてコメントしていました。
「白い煙が結構出ているので、黒色火薬、燃焼速度が遅くてガスの発生量が少ないんです。それを集めてもあまり威力はない。普通だったら爆薬を入れるのが一般的です」
さらに甲賀教授が注目したのは、投げ込まれた時から、爆発までの時間です。爆発物が投げ入れられてから、爆発までの時間は52秒。この時間から、木村容疑者の動機が垣間見れると言います。「投げ入れて標的のところに落ちたらすぐ爆発させるさせるのが普通だが、殺意を持っているようには見えないんですよね。それも着火して投げてから50秒前後で十分退避時間をとっている訳ですから、大きな被害を出そうという意図はあまりなくて、目立とうという意図、自分がここにいると主張したい感じの気はする」
負傷者が出ていることが判明
和歌山県警によりますと、爆発の影響で30代の警察官1人が左腕を縫うけがをしたということで、他にも負傷者がいないか確認しているということです。
演説を聞きに来ていた70代の男性も背中に軽いけがをしたということです。
今回の事件で負傷者が2名いることが、事件発生からこれまでの段階で判明しました。
負傷者が出たことで、罪の内容が変わってくる可能性も出てきました。
他の罪に問われる可能性も
木村隆二容疑者には、威力業務妨害もしくは殺人未遂の他に、別の罪にも問われる可能性があります。
【爆発物製造・使用の罪】や【公務執行妨害罪】、今回は爆破物による怪我人もいることが分かりましたので、【傷害罪】の罪にも問われる可能性があります。
また木村隆二容疑者の荷物には、果物ナイフが発見されていることから場合によっては【銃刀法違反】の罪も併せて問われるでしょう。

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