日本のお札のデザインが変わるというのは皆さんご存知でしょうか?
2019年4月5日に新紙幣の発行が発表されました。
この記事では新しいデザインに出てくる人物についてまとめてみようと思います。
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新紙幣のデザインは誰が決めるの?
紙幣のデザインは財務省と日銀、紙幣を印刷する国立印刷局の3者が協議して概略を決めます。
最終的には日本銀行法に則って財務相が決めています。
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選ばれたのは渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎
新札は2024年の上半期(4~9月)で発行予定とされています!
では今回新紙幣のデザインに選ばれた3名はどんな人物だったのでしょうか。
1万円札は渋沢栄一
渋沢栄一(しぶさわ えいいち)
1840年生まれ~1931年(91歳)
出身:埼玉県深谷市
渋沢栄一は日本初の銀行を設立した人物として著名な人物です。
近代資本主義の父と呼ばれ、株式会社組織による企業の創設・育成に力を入れ、生涯に約500以上の企業に関わったといわれています。
日本の近代経済社会の基礎を築き、実業界のみならず社会公共事業、民間外交の面においても指導的役割を果たしました。
5,000円札は津田梅子
津田梅子(つだ うめこ)
1864年生まれ~1929年(66歳)
出身:東京都
津田梅子は明治の教育家で、女子専門教育の先駆者とされた人物です。
日本初の女性留学者として有名な彼女ですが、実はその時の留学には5名の女性が参加していました。(=岩倉使節団)
驚くべきは当時の彼女が7歳だったと言う点です。正確には使節団に選ばれたのは6歳で太平洋横断中に7歳を迎えました。
11年の留学経験を経て帰国後、彼女は日本社会が女性の教育の必要性を軽視している点に憤りを覚え、のちに女子英学塾を設立しました。(後の津田塾大学)
1,000円札は北里柴三郎
北里柴三郎(きたさと しばさぶろう)
1853年生まれ~1931年(78歳)
出身:熊本県
北里柴三郎は破傷風菌やペスト菌の病気の原因を見つけ、ワクチンを注射することで病気を予防するという治療の仕方を考えた人です。
日本近代医学の父と呼ばれ、世界からもその業績は高く評価されています。
国内では感染予防対策として、口を覆うことや食事の前には手洗いをしようといった現代日本では当たり前の方法を絵を書いて喚起するなどの活動もしていました。
「病人を救う医療」よりも「病気を予防する」に関心を持ち、ドイツに渡り勉学に励んだそうです。
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2024年上半期、新紙幣に選ばれたのは日本の新紙幣に相応しい人物だった
新紙幣の人物が選ばれるのは、品格があり、お札の肖像に相応しい人物であること、国民に親しまれ知名度が高いことが選定基準になるそうです。
さらに、偽造防止の観点から精密な写真や絵画が入手可能な人物と限られますが、今回ご紹介した3名はいずれも基準に該当する人物であることが分かりましたね。
今回は、2024年上半期に発行予定の新紙幣の肖像画は誰になるのか?どんな人物なのかをご紹介しました!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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