みなさん、こんにちは。
みなさんは当時31歳だった岡藤輝光受刑囚が起こした富士銀行行員顧客殺人事件をご存知でしょうか?
富士銀行行員がお客である老夫婦を殺害した事件で、殺害された老夫婦は2人とも障害を持っていました。
ご主人は全盲、その妻は脊柱に障がいを負っており、殺害時には抵抗が出来なったであろう状況を彷彿させることからその非道かつ残虐性が高い事件として話題になりました。
犯人の岡藤輝光は無期懲役刑に処されることになりましたが、そんな岡藤照光受刑者の現在について調査しました。

富士銀行行員顧客殺人事件とは?
- 事件発生日:1998年7月2日
- 事件発生場所:埼玉県南埼玉郡宮代町
- 被害者:福田次郎さん(74歳)/その妻ツネさん(67歳)
- 富士銀行員が老夫婦の預金を不正に引き出し、銀行を通さず担当先の運送業者に融資(浮貸)
- 融資先が倒産
- 老夫婦への返金の目処がたたず、自己の保身と不正隠蔽のため夫婦を絞殺
- 犯人の岡藤輝光は無期懲役刑となる
業務上の不正だけに飽き足らず、お客様のお金に手を出し、挙げ句に口封じの為に障害のある老夫婦を殺害するなど、非道極まりない犯罪行為ですね。
無期懲役刑なのが不思議と言われるのも無理はありません。
岡藤輝光は現在も服役中!
岡藤輝光受刑囚は現在も服役中です。
事件から25年経ち、2023年の岡藤輝光受刑囚の現在の年齢は56歳です。
無期懲役を言い渡された受刑者は、刑の執行が開始されてから30年が経過した際、その1年以内に仮釈放の審理があるので、岡藤輝光受刑囚の場合は2028年に仮釈放の対象者になります。
犯行の本当の動機は父親が関係していた?
岡藤輝光受刑囚の犯行の本当の動機は生い立ちや父親の職業、そして融資先が関係していると言われています。
岡藤輝光受刑者が富士銀行に就職するまでの生い立ち
3人兄弟の長男として育ち、家族から愛されて育った岡藤輝光受刑囚。
高校は筑紫高校のラグビー部に所属し、スポーツ推薦で私立の福岡大学に入学しました。
その当時はバブル全盛期で、これまで東大や早稲田・慶應大などの学歴優先での採用のみだった政府系銀行が中堅私立大学からの採用を始めた時代でした。
岡藤輝光受刑囚が富士銀行に採用されたのはある意味で勝ち組ルートだったのでしょう。
岡藤輝光受刑囚の父親は、中卒で運送会社の従業員であったことから息子の大出世は誇らしかったのではないでしょうか。
どうして不正をしてまで融資先を救おうとしたのか?
出世ルートの入り口に立つことが叶った岡藤輝光受刑囚ですが、骨を埋める覚悟で仕事にも真面目に取り組みました。
その証拠に犯行に及ぶ直前の岡藤輝光受刑囚には、銀行から栄転の話が出ていたと言います。
そんな岡藤輝光受刑囚はどうしてお客様のお金を不正に引き出してまで融資先を援助したかったのでしょうか?
その理由は父親の姿にあると考えられています。
◆ 倒産直前の運送業に父の姿を重ねた
岡藤輝光受刑者の父親は、中卒で運送会社の従業員であったことは過去の報道で分かっています。
融資先である運送業界と同じですね。
父親が小規模の運送業で苦労しているのを見て育った岡藤輝光受刑囚は、バブル崩壊に喘ぐ運送業者の涙ながらの頼みを断り切れなかったのだといわれています。
岡藤輝光は現在も服役中!犯行の本当の動機は父親が関係していた?
いかがでしたでしょうか?
今回は当時31歳だった岡藤輝光受刑囚が起こした富士銀行行員客殺人事件についてご紹介しました。
完全学歴社会だった時代から一転、バブル全盛期によってエリートの道が開けた岡藤輝光受刑囚でしたが、周りの期待からか不正に手を染め、挙げ句人の命を奪うという愚行は全く持って同情の余地がないと感じました。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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