みなさん、こんにちは。
4月6日夕方頃、陸上自衛隊のヘリコプターがレーダーから消失し、10名を乗せたヘリコプターが行方不明に事件が発生しました。現在も見つかっていません。
今回は現在も行方不明で事故と見られている陸上自衛隊ヘリコプターの詳細についてまとめています。
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事件の概要、時系列
▶4月6日、沖縄県宮古島の周辺で10名を乗せた陸自ヘリUH60JA型が飛行
▶同日の午後3時56分にレーダーから消失、夕方5時に基地に戻るはずの陸自ヘリが戻らない
▶防衛省は原因調査のため事故調査委員会を設置、同型機の飛行を見合わせる
▶海保で捜索すると午後6時半過ぎに漂流物を発見
▶同日午後9時頃、防衛省による会見で航空事故だと断定
└この時点までにヘリの燃料がもたないことも公表
▶7日、ヘリはレーダーから機影が消えるまで予定通りのルートを飛行し、離陸してから機影が消えるまで約10分間だったことが判明
▶現時点でも捜索が続いている
消失後の無線連絡や、隊員の脱出時に発信される救難信号は確認されていませんでした。
【画像】発見された機体の部品と思われるもの
【画像】消えた場所
沖縄県宮古島市の宮古空港から北西に約18キロの海上とされています。
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事故?追撃の可能性はあるのか?
追撃の可能性は?
SNSでは追撃の可能性を疑うコメントが多く見受けられていましたが。現時点ではありえないとされています。
しかしテレビ朝日『報道ステーション』で陸自ヘリ消失の報道中に中国軍の情報収集艦通過のテロップを出して追撃を煽る事案が発生しました。
報ステ、陸自ヘリ消息不明の報道中に、通過の時間的にも全く関わりのない中国の情報収集艦の海峡通過を、さも速報としてぶっ込んでくるあたり、戦前の朝日とまるで変わってない感ある。
— 飴308@2㌔マン (@candylight308) April 6, 2023
これはひどい…。
実際に中国海軍は海峡通過をしているのですが午前中だったため無関係とされています。
防衛省は事故であると断定
ヘリコプターがどうなったのかは現時点で定かではありません。
しかしヘリの燃料搭載量からみて6日午後9時の会見の時点で燃料切れとなり、まだ飛んでいる可能性はゼロであることから事故と判断しています。

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乗っている10人について
【画像】着任したばかりの第8師団団長
今回のヘリに乗っていた1人は坂本雄一さん(55)、軍歴は32年です。
坂本さんは第8師団長に今年3月30日に着任したばかりでした。
師団長とは、師団(6000人以上)を率いる陸上自衛隊の幹部クラスです。
今回の坂本さんのヘリ搭乗については、自分の部隊を訓練するためだったとされています。
【画像】宮古島駐屯地司令の伊與田雅一1等陸佐
今回のヘリに乗っていたもう1人は伊與田雅一さん(53)、軍歴は31年になります。
珍しい名字ですが「いよだ・いよた」と読みます。
残る8名について
現時点で名前と顔は公表されていません。
しかし隊員6名、操縦士2名、整備員2名の計10名であったことが分かっています。
※追記※
7日の夕方、NHKが防衛省関係者への取材で乗組員についての情報を明らかにしました。
搭乗していた10人うち、8人が幹部の方だったそうです。
このうち第8師団司令部の5人は、いずれも司令部の中核を担う幹部で、坂本師団長以外の4人は階級が1等陸佐から3等陸佐だということです。所属は第8師団司令部が坂本師団長を含めて5人、ヘリコプターを運用している第8飛行隊が4人、宮古島駐屯地にある宮古警備隊が1人だと、防衛省が明らかにしています。

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