こんにちは、しおりです!
この度1966年から毎週日曜夕方に放送されている長寿番組『笑点』の新メンバーが公表されました!
最もチケットが取れないと言われるほどの人気落語家、春風亭一之輔さんです!
笑点メンバーは平均年齢67歳なのですが、春風亭一之輔さんは45歳と業界人としては若手の人物ですね!
今回は春風亭一之輔とは何者なのか?そして彼が生きる落語の世界とはどんな世界なのか調べてみました!
春風亭一之輔とは?
本名:川上隼一(かみかみ としかず)
名跡:春風亭一之輔(しゅんぷうてい いちのすけ)
生年月日:1978年1月28日
年齢:45歳(2023年2月時点)
出身地:千葉県野田市
血液型:A型
最終学歴:日本大学芸術学部放送学科
職業:落語家
春風亭一之輔の落語家人生
現在年間900席の高座をこなしている春風亭一之輔。
入門~現在の活躍まで
2001年に春風亭一門に入門。春風亭一朝さんに弟子入り入門します。今まで寄席で観てきた中で、一番優しそうで(笑)落語が面白くて好きだという理由で一朝さんに決めたそうです。
その2ヶ月後には前座となり、春風亭朝左久を名乗りました。
2004年11月 に二つ目に昇進し、春風亭一之輔に改名、2012年、33才の時に“21人抜き”という大抜擢で真打に昇進しました。
人間国宝の柳家小三治が絶賛する実力者
人間国宝に選ばれた落語家は、唯一3人います。そのうちの1人が10代目落語協会会長の柳家小三治さん。
小三治さんが落語協会の会長になって初めて真打ちに昇進したのが春風亭一之輔さんでした。
小三治さんは「久々の本物。天与の才がある」とほめあげたそうです。そんな権威のある人にお墨付きをもらうとは、本当にすごい実力者のようですね!
「21人抜きの大抜擢」とは?
メディアで春風亭一之輔さんの「21人抜きの大抜擢」は有名な話です。これは落語界をよく知らない我々に取ってはどうすごいことなのか分からないですよね。
落語の世界では噺屋(はなしや)の序列のことを『香盤(こうばん)』と呼びます。落語協会内部でつくられており、この序列による上下関係により、坐る位置や寄席の割りなどを決めるそうです。
この香盤は基本入門順で決まります。
しかし、抜擢真打に選ばれると、入門順を飛ばして、一気に「師匠」と呼ばれるようになるのです。
つまり、落語家の香盤は真打昇進順で決まり、基本昇進は入門順です。にも関わらず春風亭一之輔さんは香盤で自身の上に21人もの「待機組」の二ツ目がいたにも関わらずその人たちを飛ばして「師匠」になったという訳です!
そもそも落語家とは
落語家とはどんなお仕事なのか?
落語は、江戸時代から続く日本の話芸です。身振りと手振りのみで話をし、一人何役をも演じます。
衣装や舞台装置などを極力使わず、演者の技巧と聴き手の想像力だけで笑いを作り出すお仕事です。
どうやってなるの?
1人前の落語家になるためには以下のステップが必要になります。
- 見習い(期間:半年~1年、名前はなし)
- 前座(期間:3年~5年などさまざま。師匠から名前がもらえる)
- 二つ目(期間:10年~さまざま。名前を変えることも)
- 真打ち(期間:半永久的、名前を変えることも)
- 各種協会の理事など
弟子入り
まずは弟子入りから始まる落語の世界。師匠に弟子入りし住み込みの修行をして何もかもを教えてもらいます。しかしこの最初の1歩である弟子入りがもう大変。
師匠に「弟子にしてください」とお願いして「いいよ」と簡単に返事がもらえる世界でもないようです…!
何度断られても諦めずに師匠の元に足を運び弟子入りを根気強くお願いしたり、1週間の住み込み体験入門をして合否を得るなんてところもあるようです。
前座見習い
師匠が入門を許可すると、前座見習いとなります。
まだこの時点では、落語家になると所属する「協会」に登録されないので、楽屋には入りません。前座見習いの仕事は、師匠(あるいは兄弟子)に付いて仕事先へのかばん持ち、師匠の家の雑用、そして前座(楽屋入り)になるための修業です。これらがある程度できるようになると、師匠から許可が出て晴れて楽屋入り、前座となります。この期間は師匠によってまちまちです。
前座
前座の仕事は、前座見習いの仕事のうえに、演芸のお手伝いです。
前座は毎日寄席に通うので、お休みは余一(大の月の31日)のみです。毎日毎日この繰り返しをして、約4年で二ツ目になります。
二ツ目
二ツ目になると、師匠の家や楽屋での雑用がなくなります。着物も、今までは着流しだったのが紋付を着て、羽織も着られて、袴を着けることもできるようになります。見た目は一人前の落語家です。ただし、毎日楽屋へ来なくてもいいようになり、高座の数も減ります。そこで自分の責任で高座(仕事)を探さなくてはなりません。そのために、噺の稽古(噺の数や技術)にも気を入れないと、たちまちライバルとの差が開いてしまいます。時間が急にできるので、人によっては、だらけてしまうのもこの地位だと思われます。二ツ目を約10年勤めると、いよいよ真打ちになります。
真打ち
真打ちとは、寄席の番組で一番最後に出る資格をもつ落語家です。弟子を取ることもできます。
笑点の新メンバーに!今後の活躍が楽しみ!
今回は春風亭一之輔さんについてまとめてみました!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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