みなさん、こんにちは。
1974年に大阪府で起きた日曜連続爆発事件、その犯行は『ウルトラ山田』を名乗ったわずか13歳の中学1年生によるものでした。
この少年は現場に張り巡らされたロープに1人すがりつくように見物している様子を、警察が捜査に使用した現場写真で確認され容疑者として浮上しました。
まだ中学生ということもあってか警察はすぐには事情を聞かず、参考人として調書に指紋を押させることに成功。
これが事件の爆発物に残された指紋と一致し、少年は補導されました。
その後、犯人はどうなったのでしょうか?また幼少期と犯行の動機の因果関係について調べてみました!

ウルトラ山田の現在は?何してる?
『ウルトラ山田』についてですが、名前などの人物に関する情報はありませんでした。
当時13歳だったことから少年院に入り、現在は保釈されている可能性が高いです。
『ウルトラ山田』が起こした日曜連続爆発事件は1974年に起きた事件です。つまり彼は現在62歳ということになりますね。
幼少期と犯行の動機の関係は?
少年は母子家庭で育つ1人っ子で祖母と3人家族でした。
お母さんは税務署の電話交換手として働いており、少年は幼い頃から鍵っ子でした。
決して裕福な暮らしではなく、小学生の時は新聞配達などをして母親を助けてるなど、家族想いの少年だったそうです。
しかし6年生ぐらいから学校を休みがちになり、中学2年時にはほとんど不登校になっていました。
犯行に使われた脅迫状は、母親が書いたものでした。もちろん母親は、まさか爆弾魔の脅迫状とは知らずに、少年に言われたまま書いたものでした。
生活を支えるのに忙しい母親は少年が部屋にこもって爆弾をつくっていることさえ知らなかったのです。
「なんでもいいんやないけ。言う通りに書いてくれたら、それでいい。べつに何もせえへん」
息子の発言に違和感はなかったのでしょうか?何も知らないお母さんは脅迫状を書いてしまいました。
一連の犯行で使われた爆弾は、自分で作ったんですね‥。13歳の中学生がやることとは思えません。
犯行の動機
犯行の動機について確実な情報はありませんでした。
『悪どく稼いでいるお金持ちから金品を奪う』という目的があったという情報もありましたが、情報元は不明です。
自身はお金に苦労した経験があったからなのでしょうか。
一連の犯行の脅迫状の内容は「千葉兄弟の釈放」でした。
次の事を実行せよ。我々の要求に応じるのならば我々は第二第三と爆破及び放火計画を中止する。
我々の要求とは千葉兄弟を訳放せよ。要求に御応じないときは我々は近鉄百貨店 近鉄電車が攻激目的となる。
我々は利益を目的としない 甘くみるな
ウルトラ山田より
千葉兄弟とは、同年2月に近畿日本鉄道に対し爆弾で脅迫、2億円を要求するも翌月に逮捕された人物らです。
少年と千葉兄弟は直接の関係性はないとされていますが、何故少年は「千葉兄弟の釈放」を求めたのでしょうか?
この違和感から、千葉兄弟をダークヒーローとして捉え救出しようと思ったのではないかと言われてもいます。

【日曜連続爆発事件】ウルトラ山田の現在は?幼少期と犯行の動機の関係は?
いかがでしたでしょうか?
今回は犯人の現在についてと幼少期と犯行の動機の因果関係について記事にしました。
母子家庭からきた孤独、お金で動く世の中への不満、様々な要因が考えられますが、千葉兄弟に憧れを抱き今回の犯行に至った可能性は充分に高いですね。
最後までご覧いただきありがとうございました!

コメント